工場敷地のセンダンが大きくなりすぎて近所迷惑に
ご依頼いただいた京都府八幡市の工場にお伺いすると、敷地の隅に植えられたセンダンが、高さ8m、幅8mほどに大きくなり鬱蒼と茂っていました。
隣の工場の敷地や電線にかかっている枝もあり、以前に苦情が来たこともあったそうです。
苦情だけでなく、センダンの根が設備を押し上げている部分や枝が屋根に乗っている部分もあり、このまま放っておくのは望ましくない状態でした。
当初は伐採をお考えでしたが、予算に折り合いが付かず、今回はできる限りの剪定を行う事になりましたが、いつかは必ず伐採したいとお考えでした。
また、敷地には番犬用の犬小屋があり、夏場や日の高くなる正午頃はこのセンダンの木がちょうど日陰を作っていたので、もし伐採しないのであれば、日よけになる枝を残してほしいとのご要望がありました。
センダンの剪定で気をつけたポイント
今回の剪定では、D様のご要望をふまえ、下記2点に留意して剪定作業を行いました。
- 今後伐採しやすいように剪定
- 犬小屋の日よけになる枝を残しておく
この2点を押さえて剪定を行うと、中途半端な樹形になってしまうことはご了承いただき、幹にハシゴを立てかけ、1人が木に登り、もう1人が落ちた枝を拾い集めるという形態で、作業を開始しました。
今後伐採しやすいように足場となる枝を残しておく
しっかりと剪定してほしいというご希望がありましたが、このような大きい木の場合、枝を払いすぎると伐採するときの足場となる木がなくなってしまいます。
足場となりそうな太い枝はある程度の長さを残して剪定しました。
犬小屋の日よけになる枝を残しておく
センダンは生命力の強い木ですので、切ったところから比較的早く新しい芽が出ますが、犬小屋の日よけになるほどにはすぐに育ちません。
犬小屋のある場所は朝や夕方は建物の影になるので、昼間真上からあたる日差しをさえぎるように枝を残させていただきました。
ご要望にあわせたセンダンの剪定を行った
当初は伐採を希望されていましたが、今回は予算的に難しいということで、伐採を視野に入れた強剪定を、犬小屋の日よけを確保しながら行いました。
不恰好な樹形になってしまいましたが、新しい芽が出て葉が茂るまで、そんなに長くはかからないと考えられます。
このようにご予算やご要望に合わせた剪定作業を行わせていただいておりますので、京都府八幡市で大きなセンダンの木の伐採や剪定にお悩みでしたら是非1度弊社、植木屋松正にご相談ください。