目隠しと光を取り入れる事を同時に行う事は難しいが、透かし剪定で可能に
現場の状況
初めて、弊社をご利用になるお客様になります。以前から、植木屋さんがお庭を一年に一回お手入れされていましたが、今回は弊社にご依頼があり現調させていただきました。
実は、弊社から近い現場でして、以前から、同業者ながら綺麗にお手入れされているなと目に付くお庭でした。ですので正直に、丁寧なお仕事をされていますよとだけは、お伝えしました。
さて本題ですが、アラカシの透かし剪定した生垣(H2.5)と黒松(H2.5)・ウバメガシの玉仕立て(H2.5)・アオキ(H1.5)・サルスベリ(H1.8)の以上です。
お客様のご要望と対処
先ほど、現調でも述べましたが、アラカシの生垣で、リビングや居間に光がはいらず、日中でも部屋が暗いので、アラカシの高さを縮める事はできないかとの要望をうけました。
確かに、アラカシが一階の軒先まで伸びており、これでは目隠しにはなるが光が十分には入らないでしょう。そこで50cm程縮める事になりました。
それから今までどおり透かし剪定で、部屋の中までは見えないように細かくチラシていくことにしました。
こうする事で目隠しと光を取り込む事が同時にできます。
これにはかなり時間を要しますが、仕上がりは綺麗でなおかつお部屋が明るくなるので一石二鳥なわけです。ただ、どんな樹木でも、同じようにできるわけではないので、もし、透かし剪定を考えているのであれば、頼まれる植木屋さんに確認したほうがいいでしょう。
アオキも塀に沿って伸びていましたが、ここまで大きくなくてもよいとの事でしたので、思い切って短くさせていただきました。
このアオキの場合は下から何本もの枝がでていたので、古い枝を下から切って、比較的新しい枝を残して短くしました。
黒松は少々弱ってきていました。元気か弱っているかは、見た目で判断する事が出来る時と、切った時にわかる時があります。
今回は、見た目でも葉っぱの色が薄くなっていましたが、切り口からもヤニが少ししかでず元気がないのがわかります。
対処方としまして、炭を入れる事をご提案させていただきましたが、予算の都合もありますので、様子を見る事といたしました。
今後は、アラカシの切り残しが多かったので、毎年、手入れをしながら、枯れ枝除去や切り残しを綺麗にとっていければと思います。作業終了後お客様からは、部屋がすごく明るくなったと、非常に喜ばれておりました。