二年に一度お手入れに入らせて頂き剪定と除草作業を行っています。
お客様のご要望
二年に一度のお手入れなので、全体的に短く、実生(自ら植えていない発芽した植物)は撤去をし、花芽があるなしにかかわらず強めに切り詰める。
洗濯物を干す横に2m程のサザンカが植わっているが毎年毛虫が大量に発生し衣類によじ登ってくるため剪定にはいるたびに50cmほど小さくして最終的に1m以内に高さをおさえたいとの事です。
中庭に観音竹が植樹帯のように植わっていて車の進入が少ししにくいとの事なので車が入りやすいようにすこし下からきりおとす。
作業内容
とにかく敷地が広いので一区画ごとに終わらせていくことにしました。
初めは3mほどになるビワの木(母屋)サザンカ、ツツジ類、除草です。ビワは隣のアパートの方によりかかりそうになっているので、アパート側に伸びている枝はすべておとしました。
問題のサザンカも芯を50cm程切り詰めました。二年前も結構きりましたが本当によくのびていました。母屋側だけでも軽トラ一台分のゴミがでました。次に母屋と離れの間の部分です。
黒松と梅、桜、観音竹、キンカンの剪定、ヒイラギ、モッコクの伐採です。黒松も二年に一度なので鋏打ちだけで古葉をむしったりはしませんでした。
桜が斜めにはえてきているので二本鳥居で支柱を組んで少し起こして倒れないようにしておきました。離れには中庭もあり大きなモミジが3m程の塀から顔をのぞかせていたのでそれも小さく切り詰めて二年後まで邪魔にならないようにしておきました。
最後はアパートの方ですが、3m程のサザンカが一本です。これは刈り込みですっきりしました。
作業後とお客様の声
前回より早く終え年末までに綺麗にできたので大変喜ばれておられました。年末になるといつもの事ですが風が強く手入れしたゴミが遠くまで飛ばされる事が多く今回もご自宅以外の掃除に気を配りました。
樹木講座
ツツジ類・・・一般的に流通しているもっともポピュラーな樹木。道路緑化の植栽で断然おおいのがツツジ類で6千万本以上(国交省2007調べ)なのだそうです。いやほんとよく使います。
そのなかでも関西でよく使うのはヒラドツツジとサツキツツジかなとおもうのですが。よく起こる病害では花腐菌核病で花にシミができ、次第に拡大し見栄えが悪くなる。
対処としてはシミができた花は除去して下に落ちている花も綺麗にとって感染拡大を防ぐ。害虫では、ルリチュウレンジやグンバイ虫が有名。ルリチュウレンジが発生すると丸坊主にされる。
グンバイは葉を吸汁し見た目が悪くなる。市販で殺虫剤が販売されているので、見つけ次第散布すると被害を防げる。