放置しすぎて枝が伸び放題になってしまった木の剪定
京都府八幡市にお住まいのお客様のお庭です。スイリュウヒバや、ツゲ、クロマツ、マキ、モミジなど。たくさんの種類の木が植栽されています。
ですが、数年間剪定などのお手入れはされていなかったようで、どの木も枝が伸びすぎてしまっています。お客様も手がつけられなくなってしまったとのことで、「スッキリさせてほしい!」「なるべく小さくしてほしい!」とご要望をいただきました。
今回は、森のようにうっそうとしている木々を、2日間かけてすべて強剪定を行いました。
スイリュウヒバの特徴とメリット
写真右に写っているのはスイリュウヒバです。スイリュウヒバはヒノキ科の植物で、造園をされている方のうち2割くらいの方がお庭に使っていらっしゃる木です。
メインの枝から分かれた細い枝が地面に向かって垂れていて、葉の部分は魚の鱗のように見え光沢があります。そして、葉先は丸くなっているのが特徴です。スイリュウヒバは秋になっても落葉しない常緑樹(じょうりょくじゅ)で紅葉もしません。
ですが、新芽など葉が黄色みがかっており、緑一色になりがちな他のお庭の木とコントラスト(明暗比)がつけられます。お庭全体の彩りのバランスをとる場合に、スイリュウヒバは適しています。
もっさりしたスイリュウヒバをスッキリ強剪定!
さて、本来枝が垂れている樹木は、風にそよぐぐらいの枝の密度がちょうどいいとされています。ですが、今回ご依頼された剪定前のスイリュウヒバは、何年も放置されたことで枝が伸びすぎ、もさっとした重たい印象になってしまっています。
これを改善するため、密集した部分の枝を間引くように強剪定しました。剪定後の写真を見ていただけると、もさもさした見た目がかなりスッキリし、樹形も整っているのが分かります。
他のツゲやクロマツといった木々も、枝が伸びすぎたことで、樹形がかなり乱れていました。
すべて強剪定を行い、本来あるべき樹形に近い形に仕上げさせていただきました。
木をキレイに保つためにおすすめの剪定時期
目安として、年に1回くらい剪定を行うと、木の形をキレイに保つことができます。時期としては春以外、7~12月の間に行うのがおすすめです。なぜ、春は避けたほうがいいのかと言いますと、春は植物の生長スピードが速く、切った箇所からもぐんぐん新しい枝が伸びてきてしまうからです。
真冬の強剪定は短くしすぎて枯れてしまわないように注意が必要ですが、キレイなお庭でお正月を迎えられるように12月頃のご依頼も多いです。
ですがもちろん、「なかなか剪定を頼む暇がなくて手がつけられなくなってしまった!」というお客様からのご依頼も大歓迎です。お気軽にご相談ください!