以前からマンションの木がすぐ大きくなりすぎるので気になる
大阪府堺市のマンション管理会社様からのご依頼です。
「マンションの木がすぐ大きくなってしまうんですが、年に1回ぐらいの手入れで済むように短く切ってもらえませんか」とのご希望がありました。
マンション入り口の右側の花壇と、左側の花壇、駐車場・歩道の前の花壇に植栽が施されていましたが、低木は花壇からはみ出るほど大きくなっており、中高木も葉が鬱蒼と生い茂っている状態でした。
以前に入っていた植木屋さんが、あまりしっかり切ってくれてなかったとのことで、木がすぐに大きくなる状態にお困りでした。
マンションの木を全体的にきつめに剪定
植栽の木は駐車場の方にも伸びていて邪魔にならないように気をつけ、次のような作業を行いました。
1.シラカシ
作業は大きい木か、複雑な木から始めます。というのも、先に時間がかかる作業を終えることで、後の時間調整しやすくなるからです。
今回は一番大きいシラカシから作業を始めました。
直接登って、余分な枝をきつめに切り、毎年の管理がしやすいようにも気を配りながら作業を行いました。
2.エゴノキ
右側のスペースに植えられたエゴノキは、ほとんど形を整えていない状態でしたので、本来適している扇型の株立ちになるように、剪定を行いました。
ただ、かなり枝が伸びて形が崩れている状態でしたので、株立ちの樹形に戻すには2年ほどかかるとみられます。
脇芽の伸び方をイメージして剪定を行いました。
3.サザンカ中木と低木の剪定
左の花壇の生い茂ったサザンカは丸い形に整えました。
右側の植え込みの低木サザンカは刈り込んで、はみ出ないようにしています。
左側の花壇のササ・ボックスウッドもスペースからはみ出さないようにきつめに剪定し、建物に隣接したヘデラの植え込みも同様に刈り込みました。
ササは伸びやすくすぐにはみ出てしまうので、管理が大変な場合は別の植物に植え替えることもおすすめしておきました。
4.アオキの剪定
エントランスのアオキは、チラシ剪定を行いました。
葉が大きいアオキには刈り込みは向いていないため、余計な枝を間引いて、葉を均等に残すチラシ剪定が向いています。
マンションの木が大きくなりすぎないように強剪定
作業は半日で終了し、ご依頼主様には終了の旨お電話いたしました。
後日見に来られたご依頼主様からは、「いや〜すっきりして良かったです。また来年も宜しくお願いします。」とお喜びの声をいただきました。
マンションなどの植栽の手入れは、スペースの大きさや木の種類、手入れの頻度によって、やり方を変えたほうが良い場合があります。
1年に1回で良いという場合は、その1回でしっかりと剪定を行っておく必要がありますし、伸びやすい木は避けたほうが良いかもしれません。
マンションの木が大きくなりすぎてお困りの際は植木屋松正にご相談ください。