工場の周囲に植えたレイランディが台風で支柱ごと傾いてしまった
植栽管理をご依頼いただいている京都府長岡京市の工場様から「台風で生垣が傾いて倒れそうなので、見に来て直して欲しい」とご依頼いただきました。
現地にお伺いすると、工場敷地の植栽スペースを取り囲むレイランディの生垣が支柱ごと傾いており、フェンスにたてかかって危ないものもありました。
根元が弱っているので、後日枯れる恐れがあることをお伝えし、了承を得た上で、後日改めて作業を行なうことになりました。
見積もり時に生垣の1箇所、玄関前の来客用駐車場に面した部分は、木が倒れたままだと邪魔で、危険もありましたので先に簡単に起こしておきました。
台風で傾いた生垣の修復の工程
1.既存の支柱を撤去
支柱も壊れている部分が多く、支柱を支える杭も痛んできていたので、取り替えることになり、まずは撤去を行いました。
2.新しい支柱の設置
まずは新しい杭を設置します。杭は腐りにくい防腐処理されたものを材木やさんで仕入れ、ハンマーでしっかり地中に埋め込みました。
竹は竹屋さんに頼んで支柱用の4mほどの長さの竹を20束程度仕入れ、先端の細くなっている部分50~60cmカットして使用します。
杭に竹を7.5cmほどのクギで打ちつけ、針金を巻き付けてしっかり固定しました。
3.支柱にレイランディを固定
傾いたレイランディを起こしながら竹に縄で縛り付けていきます。ほとんど地面すれすれまで倒れているものなど、大きく傾いている木は二人がかりで起こしました。
1度傾いた木は起こしたときに元の位置に戻りにくいので、等間隔の生垣の景観を損ねないよう、できるだけ元の位置に引き戻し、真っ直ぐになるようにしました。
傾いていた生垣を支柱交換してほとんど元通りに補修できた
生垣補修作業が完了しお客様からは「元通りになってよかったです!」とお喜びいただくことができました。
傾いた木はそのままにすると、曲がって伸びてクセがついてしまい、起こそうとした時に元の位置で真っ直ぐ立てることが難しくなるケースが多いです。
同じサイズ・形の木が並ぶ生垣の場合、、なおさら元の位置に戻したときに樹形が違うと悪目立ちします。
生垣が傾いたり倒れたりしたときはできるだけ早く立て直しを行いましょう。
ただ、木を起こす際に危険が伴うケースもあるので、まずは植木屋に相談することがおすすめです。