マンションの前に植えた2本のシラカシをきつめに剪定して欲しい
尼崎市杭瀬のマンション管理会社様から「マンションの前のシラカシをできるだけ小さく切ってください。」とご依頼をいただきました。
現地を拝見すると、マンション前の道路に面したスペースに、2本のシラカシはかなり枝が伸びており、建物側の枝は2階のベランダに大きくかぶっている状態でした
シラカシは台風の強風で根元がぐらつき全体的に弱っていた
ご依頼いただいたのは、ちょうど台風のあとで、葉っぱが飛散し、全体的に弱っている状態でした。
というのも、台風の樹木への被害について、枝が折れるだけでなく、強風で揺られすぎて根元がぐらつき、根元から弱って木が枯れるというものがあります。
今回ご依頼いただいたマンションでも、枝が折れる被害はないものの、葉っぱがチリチリになっており、おそらく根が弱ってうまく水を吸い上げることができない状態になっていると見られました。
切りすぎるとさらに弱る恐れがあり、特に建物側の木はかなり根元の土が緩んでいる状態でしたので枯れる可能性すらありました。
念のため、以上のことを管理会社様には了承得た上で、伐採も提案しましたが、理事会との相談が必要で今回すぐにはできないので、ひとまず小さくして欲しいとご希望されました。
また、シラカシ以外にも横の通路のサツキの剪定もご依頼いただきました。
弱ったシラカシが枯れない程度に注意しながら強剪定
剪定は、脚立で行い、ベランダにかかっている部分や、見通しが悪くなっている部分を中心に強剪定を行いました。
強剪定といっても、少し木が弱っている状態でしたので、葉の状態などを見ながら、切る量や位置には注意しました。
手前の木の上の方など、少しバランスが悪くなっても、木を弱らせないためにあえて残した部分もあります。
マンション横の通路のサツキの植え込みの剪定
サツキの植え込みはマンション横の住宅が立ち並ぶ通路に面した部分にありました。
通行の邪魔にならないように伸びた部分を敷地に納めるように切り、トリマーで表面をなでるように整えました。
お客様と相談しながらシラカシの強剪定が完了
管理会社の担当者様の立ち会いあったので、伐採するかどうか、どれくらい切るか、これ以上切れないなど相談や説明を交えながら作業を進めました。
今回のシラカシは、台風の前だったらもう少しきつめに剪定することができ、木の地上部が少ないと風を受ける面積も少ないので、根の弱り方もましだったかもしれないという状態でした。
もし、庭の植木が大きくなりすぎているなとお思いの場合は、できるだけ台風シーズン前に切っておかれることがおすすめです。
台風が過ぎたあとにこの記事をお読みの場合は、根元の状態や、ぐらつきがないか確認してみましょう。ご自身では不安な場合は植木屋に頼んでみてください。
台風で根元が緩んだ木は、1週間後など台風からしばらくたってから急に倒れることもあるので非常に危険です。