ここでは、洋風のお家に似合う”お手入れがラク”なおすすめの庭木を木の大きさ別で紹介したいと思います。
特に、周りが洋風な戸建てが立ち並ぶ新興住宅地にお住まいの方に知っていただきたい情報です
お手入れがラクな庭木の3つの特徴
まず、手入れがラクな庭木というのは、これら3つのポイントを満たしています。
- 手をかけずに木が大きくなる
- 落ち葉が少ない
- 基本的に成長が遅い
庭木は、生長速度が速いと、葉が生い茂って日当たりが悪くなったり、道路にはみ出たりするので、剪定周期が早まることとなり、剪定費用も早い周期でかかってしまいます。
そして、落ち葉の多い庭木の場合は、枯れ葉の掃き掃除をしてゴミを捨ててといった掃除の時間が必要になってきます。
大きくなるのも早いし、掃除も定期的にしないといけないし、おしゃれにするつもりで庭木を植えても数年後に、「庭にもっさりとした木が邪魔に感じる」ということも少なくありません。
だからこそ、「落ち葉が少なく、生長速度が遅い庭木」を知っていただき、緑のあるマイホームでの暮らしを更に良いものにしていただきたいので、お伝えさせていただきます。
庭木に向いている3種類の木の高さ
高木(3メートル以上)の特徴
シンボルツリーが欲しい方にはこの高さの庭木がおすすめです。
しかし、庭が広い家でないと庭木の生長と共に、圧迫されることになります。
高木の種類例
●オリーブ
●シマトネリコ
●レイランディー
など。
中木(1~3メートル)の特徴
目隠しにピッタリの庭木です。
その理由は、3メートルにもなると、家の窓全体が覆われるほどの高さだからです。
また、香りの良い木が多いのもの特徴です。
中木の種類例
●サルスベリ
●紅葉(カエデ類)
●ヒイラギ
など。
低木(1メートル以下)の特徴
園芸やガーデニングに欠かせない存在です。
その理由は、季節に応じた色とりどりの花を咲かせてくれる木の種類の多さにあります。
もっとも手入れが楽な高さでもあります。
低木の種類例
●ローズマリー
●ドラダンツツジ
●ボックスウッド
など。
洋風住宅にオススメの高木7選
1.オリーブ
葉の形が独特なので、和風の家には合いづらいですが、洋風の家にはピッタリです。
地中海生まれの木ならではの異国にいる雰囲気が出る木でます。
ちなみに平和の象徴の木でもあります。
2.シマトネリコ
シマトネリコは、新興住宅で人気の庭木です。
その理由は、生長しても葉っぱが鬱蒼としすぎず、かといって幹が太くならないので、スタイリッシュにみえるからです。
3.ユーカリ
ユーカリは、1年で1mほど伸びる生長の早い木ですが、最近人気がでてきています。
その理由は、葉の形の豊富さです。
様々な形の葉があるので、最も家の外観に合いそうな葉で選ぶのも楽しいです。
4.ハナミズキ
桜が終わった頃に、桜とは違ったピンクの色の花をさかせる木です。
秋になると葉っぱが紅葉するため、四季折々で色を楽める庭木として人気があります。
5.ヤマボウシ
ヤマボウシは成長がとても遅く、ほとんど手入れしなくても良いくらい、手間のかからない庭木です。
6.ミモザアカシヤ
ミモザアカシヤは黄金色の花が束でつき、その美しさは圧巻です。
道行く人はきっと、目を惹かれることでしょう。
7.レイランディー
垣根としても人気のある青みがかった葉をしているコニファーです。
西洋風の樹形のため、洋風住宅とデザインがマッチしやすい庭木です。
洋風住宅にオススメの中木7選
中木は、シンボルツリーのアクセントとして植えたり、目隠しとして利用しやすい庭木です。
デザイン性・手入れの簡易性などを考慮したオススメの中木7種類を紹介します。
1.サルスベリ
2.マンサク
3.コノテガシワ
4.トサミズキ
5.ハナズオウ
6.紅葉(カエデ類)
7.ヒイラギ
以上、オススメの中木をご紹介しました。これらは落ち葉が落ちにくく、掃除がしやすい庭木なので、ぜひご参考にしてください。
洋風の庭でオススメの「低木」
低木は、高木を引き立たせるために、庭の足元に植える庭木です。中木を囲むようにして植えることが多いです。
1.フィリフェラオーレア
2.ハイビャクシン
3.ボックスウッド
4.ドウダンツツジ
5.アベリアフランシスメイスン
6.オタフクナンテン
7.ローズマリー
8.セイヨウイワナンテン「レインボー」
9.ヒペリカムヒデコート
ローズマリーは香草としても使われていますが、特徴的な匂いなので敬遠される方もいます。
実際に匂いを嗅いでから選定することをオススメします。
手入れが少ない庭木はエクステリアに最適
以上、洋風のお家の庭にオススメな、手入れの少ない庭木を紹介しました。
実際に近所の洋風の庭に植え有れている庭木を観察するなどしてイメージを掴んでいただければと思います。
庭木は、剪定の時期も決まっていますので、剪定時期を確認して選ぶのも良いかもしれません。それぞれの庭木が同じ時期の剪定時期の場合、植木屋さんに剪定作業を依頼するときは一度で済みます。
後々のメンテナンスをご自身で行うか、植木屋さんに依頼するかでも、その後のメンテナンス状況が変わりますので、よくお考え下さい。
わからない場合は、植木屋さんに相談すると良いでしょう。